初版'04年6月19日
更新'04年6月20日
ブレーキマスターシリンダーストッパー


フルバケと同時に購入したのですが、分けありで取り付けできずにいました。
このパーツを知らない人もいるようなので、簡単に説明いたしましょう。
このパーツはブレーキマスターシリンダーの先端を押さえ込むような部品で、
ペダルからくる感覚と操作性を向上させるようなパーツです。
マスターシリンダーはブースターにくっついているだけで、しっかりと剛性のあるところに固定されていません。
そのためブレーキを踏む力が分散してしまいます。
結果、ブレーキタッチがシャキッとせず、コントロール性に影響がでます。
そこで、マスターシリンダーの先端にステーを付けて改善しようというのが
マスターシリンダーストッパーというものです。

ブレーキをHP11流用したときに、あまりシックリこなかったのでもう少しブレーキ関係をやりたかったので
フルバケを買うついでに通販で頼みました。
で、物が来てみると

マイナー前 HP10[プリメーラ]SR20DE

と書かれています。うちのはマイナー前?じゃねーよ。最終型だし・・・
cuscoのHPを見て適合を見たら、HP10は後期型の設定が無い・・・
そういえば以前買おうとしたら後期の設定が無くて買うの止めたんだっけな〜
ま、気合と根性で取り付けることにしました。
今回購入したcusco製のマスターシリンダーストッパーは2つのステーで構成されていて、車体には3本のネジで固定されます。
しかし、後期型はサービスホールがなくなっているため1本止めになってしまい、しかもその1本はパワステリザーブタンクの
固定用のネジに共締めする形になるため間に防振ゴムが入り、とても固定されているとは言いがたい状況です。
そこでエンジンルームを覗き込み、使えそうなサービスホールを探したのですがマスターシリンダーの近くには2つしか空いていません。
片方はネジすら切っていないただの穴。もう一方はパワステの配管が邪魔で無理っぽい・・・
で、最初の穴で計画を練ってみたものの、穴の裏にナットを付けるためショックASSYを取り外すを必要があるので却下!
そこで、マスターシリンダーストッパーつきストラットタワーバーがあるのでそのまねで、タワーバーのステーを使う作戦に決定しました。
そこで強度、加工のしやすさ、マスターシリンダーストッパーとの配置を考え、3mm厚25mm×25mm×200mmのアルミ製L型ステーを購入しました。
早速ステーの加工をしようと思ったら、ステーが25mmしかないのでマスターシリンダーストッパーに開いている穴が使えませんでした。
予測はしていましたが、適当なステイが売っていなかったのです。溶接機や万力が無いので自分で板金も出来ないし・・・
しょうがないのでマスターシリンダーストッパーに穴を開ける事にしました。
しかし、相手は4mm厚の鉄板。うちには7.2Vバッテリーのハンドドリル。開ける穴は8mm。
かなり無謀です!ぶっちゃけ大学の研究室に行ってボ−ル盤借りようかと思ったくらいです。
とりあえずやれることはすべてやることに。
まず、穴を開けるところをマーキングし、センターポンチで印をつけます。(センターポンチないから+ドライバーで代用)

そんで、3mm→5mm→8mmと3回に分けて穴を開けました。6mmでいいのですが、ギリギリでつかないと困るし、6mmの刃もってないし・・・

さすがにショボイハンドドリルではきつかったです。
次にストラットタワー、タワーバーのステーに干渉する部分を金鋸とやすりで切る?削る?をします。
タワーバーのネジが10φ?くらいなので、ステーに10mm位のスリットをいれて、切って、削って補正して完成。

後は普通に取り付けしてマスターシリンダーの調整ボルトを調整し、終了!(4.5時間かかった・・・)




以前大学の友達がマスターシリンダーストッパーを汎用ステーを組み合わせて自作して、体感できる効果があった
と聞いていたので期待していたのですが・・・

とりあえず走りこんでからにしましょう。感想は・・・

'04/06/20
一応走ったので感想を。
初期のタッチがしっかりした印象を持ちました。
踏み始め、ペダルの遊びの領域とパッドが動き始めた領域との感覚が以前よりはっきりした感じです。
そんなもんすかね。

部品もの値段
マスターシリンダーストッパーcusco HP10マイナー前4599円
ステー3mm厚25mm×25mm×200mmL型 アルミ製609円
合計 5208円


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