FRPボンネット


先に言っておきますが、失敗しました。
先過ぎたかな?今回はダクト付きFRPボンネットの自作です。ワンオフです!
前からFRPが使えれば三次元的なものが作れるのでやったみたいと思っていました。
資料として、CARBOYのFRPを扱っている記事をCOPYしてまとめてありました。
で、ついに実行することにしたのです。
今回自作する際に場所をセリカ乗りさんに提供してもらいました。ありがとうございます。
なんせ梅雨なんで、作業中毎日のように雨でした。

さて、とりあえずFRPの説明から入りましょう。
ファイバー・レインフォースド・プラスチックの略だそうです。
材料はガラス繊維、不飽和ポリエステル樹脂、硬化剤です。
道具は、FRP用ローラー、塗料用使い捨て容器、粉塵用マスク、ゴム手袋って感じですかね〜
少ないでしょ?でもね、大変でしたよ〜
ガラス繊維は、お店で探すとFRP用にグラスマットとグラスクロスがあると思います。
軽く仕上げるならグラスクロスが良いです。クロスはよく言うカーボン調と同じ編み方になっています。
FRPでものを作るときにはまず型をウレタンなどで作って、その型からFRPでメス型をつくり
その型にFRPをのせて作ったのもが製品になります。わかります?簡単に言うと
コピーしたいものの上にFRPを作り、それをはがしたものが型。それを使って作ると製品です。
3年ほど前に兄が車をぶつけてボンネットが歪んでいたため、ボンネットをオークションで買いました。
失敗したときのことも考えて、ですがね。
では、私の一週間の生き様をごらん頂ましょう〜

まず、ダクトを作るところの位置決めをします。
そして紙に形を書いて切り抜き、左右対象にします。
ボンネットにダクトの形状を粘土で形成します。
やってわかりましたが粘土はやめましょう。
大変だし、波打ちます・・
これだけで約3時間かかりました。
全体に固形ワックスを厚塗りします。
本来は、離型ワックスを使うが、代用できるらしい・・
まず1リットルくらい使い捨て容器にポリエステル樹脂を入れます。
硬化剤を適量入れます。まぜたらボンネットに塗ります。
そしてグラスマットを引いてまた樹脂を塗ります。
これを1プライといいます。これをもう一度やって2プライにします。
ダクトのところは馴染みにくいので
細かく切ったグラスマットでカバーします。
樹脂が染み込み、空気が抜けると透明になります。
空気をちゃんと抜きましょう。
1プライが終了してちょっと休んでいたら、副産物が出来ました!
え〜、大きな鼈甲飴です〜。完全に固まって取れません。
これにより一日目終了〜
翌日、2プライ目終了。硬化待ち。
樹脂が硬化したら剥がします!
無事、きれいにはがれました。
ツルツルです!これなら良いものが作れそう!
だったんですがね〜
骨を作ります。表面ではないので型を取らず、そのまま使います。
二人で作業しているので同時進行。
完成品のダクト部の断面図は F /|/ R こうなるように
作るので型にまた粘土とアルミを盛ります。
骨と表面はグラスクロスをつかいます。こちらも2プライ。
ボンネットにナットを埋め込みます。
埋め込むというよりか、ボンネットのネジ穴にナットを乗せ
ボルトをそこに立てた上体で骨を作るので
封入する感じになります。
自作FRPボンネットを作った方で
取り付け時、ナットが空転した方がいたので
空転防止にこの爪付を使いました。
表面も2プライです。
完成後の感想として、グラスクロスの場合表面は3プライ
のほうが良いです。2プライだとぺこぺこし
130km/hくらいから風圧でボンネットが膨らむ?・・

続きが見たい方はNEXTを見てください。泣けます・・



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