初版'06年1月30日
F50ブレンボブレーキキット


富士スピードウェイでフェードを起こしてから早6ヶ月。やっとブレーキに手を入れる日が来ました。
Z32のフロントブレーキの容量はS14,15と同じで鉄製対向4potキャリパ+280φ×30mmローターです。
車重がシルビアより約300kg重いのにね・・・
Z32と同期のBNR32にはアルミ製対向4pot+296φ×32mm。Z32の方が100kg以上重いんですけど、日産さん・・・
初期型のZ32はアルミ製が採用されていましたが熱でキャリパーが開いてしまうため、中期型以降のターボモデルは鉄になっています。
しかし鉄製は重いだけでなく放熱性が悪く、熱がこもってしまうため、フェード、ペーパーロックを引き起こしやすい。
というわけで、自ずとキャリパー交換の必要性を感じるわけで、プランを考えました。
安く済ませることを考えると流用チューン。日産にはGT-Rという頼もしい車があります。
R32のV-SPECからブレンボ製キャリパーが採用されています。
このブレーキキャリパーは当たり前ですがアルミ製対向4pot。ローターは324φ×30mm。
ローター厚はBNR32の通常モデルより2ミリ薄いですが、国内自動車メーカーのベンチローターの厚さは30mmが標準的。
このブレーキが採用されている車はBNR32,BCNR33,BNR34。で、車重をみると一番重いBNR34 M-SPECで1580kg。GCZ32もこんな感じ。
せっかく弄るのにギリギリのブレーキ容量じゃね〜 しかもオークションに出展されているキャリパーを見ると
bremboの文字が焼けているものも少なくない。ここまでいくとキャリパーが開いていてもおかしくない。やはりスペック不足かと。
現行インプ(GDB)のブレンボ、プロがサーキット走ると開いてしまうそうです。でもGC8にこのブレーキだと開かないらしい。
車重の違いはもろにブレーキの負担になるということです。
話は戻って、Z32ブレーキのプランは社外へと移行。価格で見るとエンドレス。
ビックキャリパーによる重量増加の点から見ると、エンドレスのストリート用6potでもBNR34ブレンボより130g軽い。
チビロクは800gほど軽いが、ブレーキ性能は純正ブレンボのほうが上。ヘボらしい。
そう考えると普通の6potもいかがな物かと。ローターサイズも最大が355φ。キャリパーの熱容量大丈夫か?
ストリートでなく、レーシングになるとキャリパー重量もBNR34より600g増し。そうなると安心だがローターが370φ以上・・・
一応355φ狙いなんだよね。しかもお値段がストリート用の倍近いし・・・却下!
次、プロμ。スペック的にはよさげな感じ。でも色が好きじゃない。値段とスペックはこのくらいがいいんだよね。
で、定番F50キャリパー。ローターサイズは324〜370φまである。パッドも国内メーカー製のものが多く出回っている。
通常エンドレス、プロμだとそのメーカーのパッドしか使えないのであまり選べない。その点F50は選べる。
価格もプロμくらい。ということでF50キャリパーに決定〜  結局、ブレンボが好きなだけだったりする・・・


上の写真でも分かるとおり、キャリパーの色がシルバー。nismoのZ-tuneを見てからシルバーのキャリパーに憧れてしまった・・・
追加料金3万でシルバーに。あとフローティングローターも試したくて一応フローティングで追加料金1.5万。
でも普通のフローティングでは無く、カチャカチャ言わない。触った感じも完全に固定されている感じ。
ただ、ローター自体はベルハウジングにネジ止めされていない。「ハウジングにはまっている」といった感じ。
パッドもカーボン系がいいので追加1万。2ピースローターのハウジング。ノーマルは紫。紫嫌いだからゴールドで追加0.5万。
なんだかんだで5万高くなってしまった・・・ でも後悔はしたくないのでこの豪華仕様で注文。
F50ブレンボキャリパーが輸入物なので価格が変動するらしい。見積もってもらったらHPの価格より1〜2万高かった・・・
そんなこんなで注文し、約1週間で物が届いた。

パーツ仕様値段
biot F50 CARIPER KIT2ピース355φローター仕様307750円
オプションeffetパッド(メタル・カーボン系750℃)9450円
オプションベルハウジングカラー変更 ゴールド5000円
オプションキャリパーカラー変更 シルバー28350円
オプションgoutローター(フローティング系)14170円
ブレーキラインAPP ステンメッシュブレーキライン18420円
メーカー → 通販業者の送料かな?2100円
工賃ブレーキキット取り付け+ブレーキライン前後+エンドレスDOT434650円
合計 419610円
高けぇ〜 冬の棒ナスと4ヶ月くらいかけて貯めた金が・・・ まじお金ないんですけど(泣  このために俺、働いてるんだな・・・
取り付け大変だったらしい。一つのキャリパーで2箇所エア抜きが必要でDOT4一缶1L消費。金のかかる車だ・・・
気になるブレーキキット装着による重量増加は・・・? 無しだ。重量変わってない。

純正Z32F50ブレンボ
キャリパ+ブラケット片側5.6kg4.2kg
ローター片側7.6kg8.6kg
総重量26.2kg26.2kg
F50の方がキャリパが軽く、ローターも2ピースなためあまり重くない。が、ブラケット等バラなので取り付けボルトが重い。
対して純正は何よりキャリパーがF50+ブラケットより片側で1.4kgも重い。結果±0。やた〜

乗ってみた感想ですが、パッドが新品ということもあり、ダイレクト間がすごくいい。
ローターが直径で75mm大きくなっているため、ブレーキの効きも抜群!! デカイブレーキは違いますな。
GWに富士の走行会に行くのが楽しみです。タイム計測もある予定なので、バッチリいいタイムを記録したいです!



ブレーキだけ見たらフルチューン車両みたい。リアブレーキがさびしいな。
リアはBNR34後期流用322φ仕様にするプラン。でもリアブレーキってあんまり意味なさそう。多分当分やらない。

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