実際にサーキット走行を重ねるうちに、やはりリアブレーキ大径化の必要を感じるようになってしまった。
フロントがF50の355φ仕様なので、通常はロータスブレンボまたはF360のブレンボで340φらへんを使う。
しかし、フロントをF50にした事によりピストンが40.4+40.4φから44+40φへ変更。
4potの片側2potのピストン面積が2562muから2775muと約8%増えている。
そしてリア純正が38.18φに対しロータスが40+35φ、F360が42+38φで
2potの片側1potの面積1144muに対し、ロータス2218muで93%増、F360が2518muで120%増。
これがどう効いて来るか未知数だが、大容量マスターシリンダに交換しないと駄目だろうなと。
そこまで金をかけられないので純正流用のキットでいいのがあればと思っていた。
V36スカイラインが出た時、F,R共に330φのローターと知り、これが良いかと思っていたが
Z32やR32,33,34のリアキャリパとの組み合わせのキットで、しかもキャリパー要加工。
フロントがブレンボなのでリア日産純正はちょっとな〜と思っていた。
そしてV36スカイラインクーペが発表。なんとブレーキがフロント355φ、リア350φと輸入車バリのサイズ!
しかもキャリパーが新しい曙製のシルバー塗装のゴツいキャリパー!
これを流用したいと思い、色々調べてみた。
するとナイトペイジャーがZ33に流用しようとしているではないか!
blogによると、リアはポン付け。フロントはブラケット製作中とある。
Z33リアは322φのブレンボでBNR34後期と同じサイズ。しかしキャリパーは同品番ではない。
何が違うのか調べていくと、ボルト間ピッチが違うらしい。
ボルト間ピットをブラケットでカバーさせようとするとキャリパーを本来の位置から大きくずらす事になり
ナックルに干渉したりしてどうやら作れないようだ。
すると純正キャリパー流用キットで有名なグローバルがV36クーペ350φ+GT-R300φ用キャリパーのキットを発売した。
V36クーペのキャリパーが使えないとわかったのでこれで行くことにした。
ホイールクリーナーで洗ったり、ブレーキクリーナーで洗おうと試みたが汚れが凄くて埒があかない。
そこでエンジンのピストンの頑固なカーボンをも落とすというワイドマジックリンを投入。(上写真)
ワイドマジックリンの注意書きにアルミは駄目と書いてたので、浸け置き洗いと言うより2時間見ながらブラシでゴシゴシ。
そして、後で塗装で作るブレンボロゴのためにマスキングを作る。
今回、ブレーキキャリパーなので耐熱塗料を と思うかもしれないが、耐熱塗料は刷毛で塗るタイプしか売っていない。
どう考えてもスプレーじゃないと綺麗に仕上がらない。そこで色々調べていた。
社外キットのブレンボ。本来ブラック塗装のものを追加料金で赤や黄、シルバーに塗ってくれる。
そこに記載されている塗料は「2液性ウレタン塗料」と書かれている。
ブレーキの部品なので、洗浄にブレーキクリーナーを使う。つまり溶剤で落ちる塗料はNGなのである。
でいろいろ調べていくと2液の缶スプレーがあることがわかった。しかもそれでキャリパーを塗っている人もいた。
早速そのスプレーを購入。シルバーとクリアを準備した。
まずシルバーで塗装→ロゴを塗装→クリアでコーティング という計画。
2液性塗料は塗料を硬化剤で固める、そのため気温が低いと硬化が遅れる。なのでストーブで暖めながら塗装した。
ちなみに硬化剤で硬化するので、スプレーはその日中に使わないと硬化して使えなくなる。
硬化に時間がかかるため、色々トラブルを起こしながら何とか塗装完了。
整備工場に予約を入れると込み合っている関係でしばらく出来ないことに。
そんな中仕様変更しないまま茂木を走り、リアキャリパーが逝ってブレーキフルードが空に・・・
ブレーキが効かない状態で帰り道そのまま整備工場に緊急入院・・・
そんなこともあったのでついでにO/Hもお願いした。
パーツ | 仕様 | 値段 |
キャリパー | BCNR33リアブレンボ中古 | 58000円 |
パッド | PMU HC+ | 15230円 |
流用キット | グローバルV36クーペビッグローターKit350φリア用 | 50400円 |
スプレー | イサム塗料(株)エアーウレタン メタリックシルバー・クリア各1本 | 約5000円 |
工賃 | 取り付け工賃&キャリパーO/H部品+工賃 | ?????円 |