タイヤが変磨耗で外側が異常に減る。
HP10はフロントマルチリンクなので、LDしただけでキャンバーがつく為、むしろ内側が変磨耗した。
JB15はなぜ外側が減るのか考えてみた。
まず、LDしてもキャンバーはあまりついていない。
前回アライメントテスターの数値を見ると0.3〜0.4度のネガティブといった感じ。
HP10は自分で測った値で1.2〜1.4度のネガティブだった。
そして、純正LSDの影響も考えられる。
HP10はLSDが入っていなかったので、コーナーリングで内側のタイヤが空転するためアクセルを戻す。
LSDの入っているJB15は空転しない上、踏んでいってもLSDに引っ張られ曲がってしまう。
そのためタイヤに負担ががかるのでは?
とにかくキャンバーをつけたい訳である。そのほうがもっと曲がるのでは?
一般的にフロントストラットのキャンバー調整は調整式ピロアッパーで行う。
しかし、B15のストラット上部は仮に調整式ピロアッパーをつけたところで、調整できるスペースが無い。
故に社外調整式ピロも無いわけで・・・(そもそも車高調は一社しか出していないが・・・)
そこでボルト一本交換するだけで調整できるマジックキャンバーの出番です。
単純なカム付のボルトで、ストラットのボルト穴を長穴加工したのと同じ効果が得られます。
パーツ | 仕様 | 値段 |
マジックキャンバー | B15フロント用(MC212) 楽天で購入 | 6012円(送料込み) |
合計 | 6012円 |
しかし、そのままにしておくわけにもいかないので、トー調整です。今日は平日ですが・・・
アライメント調整の代名詞的存在のトー調整ですが、私のイメージとして
固着してナットが回らない、微調整が難しい、測定が難しい
といった感じ。とりあえずネットで検索して方針を決定。
私のJB15はステアリングセンターもずれいているので、出来れば今回その修正もしたい。
一応HP10の整備書も参考に確認。
本来はホイールのセンターの高さで測定するようだ。でも器具が無い出来ないし〜
そこで基準となる高さで測定するためコーヒーの空き缶の高さで測定〜と行きたかったのですが
車高が約100mm。コーヒーは110mm。
これではメジャーが通らないので却下。田宮スプレーの蓋を取ると約70mmだったのでそれを使用。
メジャーをタイヤすれすれを通し、上の図のようにタイヤのセンターではないがタイヤの後ろAとタイヤの前Bを測定する。
A=1805mm B=1780mm で、差が25mm。激しいな・・・
硬いとうわさのロックナットにモンキーをかけ、思いっきり力を入れたら回った〜
6月にアライメント調整したから、まあ、硬かったらおかしいんだけどね。
とりあえずタイヤを車体正面から見て、後ろのタイヤとの関係を見て目分量で調整していった。
調整はそのままでも出来るが、ステアリングをMAXに切ったほうが調整しやすい。その辺は適当に。
通常は左右同じ回転数回して調整するが、今回ステアリングのセンターずれを直すのも目的なので適当。
しかし人間の目は意外と正確で、キャンバーなら1度くらい傾いているとわかってしまう。
とりあえず目分量で後ろのタイヤに角度をあわせたところで再度測定。A=1772mm B=1776mm で-4mm。トーアウトだ。
どうやらトレッドが後ろのほうが狭いらしい。それにあわせたからトーアウトになったようだ。
でもこれでステアリングセンターがほぼあったので、左右同じ回転数トーイン側に再調整。
メジャーを張るとあてがっているアルミ角棒がずれてしまうのでタイヤで押さえ込んだ。意外にGOOD!
A=1773mm B=1772 で1mmトーイン。整備書通りの測定ではないので、ちゃんと図るとおそらくもう少しトーインになるはず。
だいたい合ったのでロックナットを締めこんで調整終了〜 ジャッキアップも不要なので意外と簡単だった。
ちょっとその辺を回って確認。非常にニュートラルにステアリングが切れる。タイヤが引っ張られるようなことも無く良好。
精密に調整することは出来ないが、だいたいあわせるならこれで十分。
あとはAD08投入で完成だな。